稚内港を出航したフェリーは、港内の防波堤を通過し、外海へと出ました。
港内は波は穏やかでしたが、防波堤を過ぎるとやや波立っている様子が見ていてもわかり、船はやや揺れたりしていました。
軽い揺れを感じながら進行方向左手に見える稚内の街並みを見ながら船は陸地に沿うような形でどんどん進んで行きます。
稚内港や街並みを見ていると小高い山の頂上に大きな塔が見えました。
これは稚内公園の中にあり、この地方に役所などが設置されてから100周年を記念して建てられた塔で
開基百年記念塔と呼ばれています。
写真の真ん中より少し右にあるのが開基百年記念塔です。
この塔は、1978年に建てられ高さが80mもあります。展望台が設置されていて利尻島や礼文島をはじめサハリンを眺めることができるそうです。
一度稚内公園を訪れたことがあるのですが、これだけ大きな塔にも関わらず存在を知りませんでした。(笑)
なので、今度訪れた際には展望台にも行ってみたいと思います。
稚内公園の大きな塔を見た後、今度は
ノシャップ岬の灯台が見えてきました。
赤と白のツートンカラーが遠くからでもわかりました。
フェリーはノシャップ岬を通過すると進路を変えて西よりへ変えます。
稚内港を出港して約50分ほどするとどんよりしていた雲から少しずつ陽が射してきました。
遠くには陸地も見えて、もしかするとサハリンなのかなぁ~と思いながら窓の外を眺めていました。
陽が射し始めてからさらに20分ほど進むと、遠くにフェリーらしき白い船とバックには礼文島の山々が見えてきました。
船が利尻島に近づくにつれて青空も見え始め、元気なお日様の姿も見ることができ、海がキラキラと輝いていました。